iPhoneカメラにはちょっとしたコツがあります。
このコツはバージョンに関らず共通のものなので留意しておくと良いでしょう。
大きく分けて3つです。
・シャッターは離した時に切られる
・暗所ではブレ易い
・オートフォーカスに頼らない
です。
それぞれ見ていきましょう。
シャッターは離した時に切られる
iOSのカメラ機能はその多くがシャッターボタンから指が離れた瞬間にシャッターが切られるという特徴があります。
このため、ボタンを押す感覚でシャッターを切ると結構な確率でブレます。
特に日中屋外を除く環境下ではその傾向が強くなります。
※ブレて無いように見えても拡大して見ると気付くことがあります。
ブレなく撮影するコツは、
・両手で持つこと
・片手でもシッカリ持つこと
・シャッターボタンを押すのではなく、擦らすように静かに離すこと
です。
暗所ではブレ易い
iOSのカメラは基本的にフルオート露出カメラです。
カメラは一般的に絞り×シャッター速度で露出が決定します。
シャッター速度はシャッターを開いている時間の事です。
適正な露出を得るにあたって、明るい場所ではシャッター速度が短く、暗い場所ではシャッター速度が長くなります。
この為、
室内や夜間等暗い環境ではシャッター速度が長くなり、その分ブレ易くなります。
解消のコツは、無理に明るく撮影しようとせず、かなり暗い状況でも後で補正が効きますので、
許容範囲を自分なりに持っておいて後から修正するほうがいいでしょう。
勿論シャッターボタンの扱いはより丁寧に。
柱や台を利用して固定するのも一つです。
フラッシュはお薦めしません。
オートフォーカスに頼らない
iOSカメラは優秀なのでオートフォーカスで十分美しい撮影結果を得ることができますが、
明らかに撮影対象が決まっている場合は一度対象をタップしてフォーカスを合わせたほうが表現の質が向上します。
但し、
標準カメラの場合はフォーカスポイントが露出ポイントになるので、
明るいものにフォーカスすると画面全体が暗くなり、
暗いものにフォーカスすると画面全体が明るくなるという傾向があります。
その場合は、
フォーカスポイントと露出ポイントを分けて撮影することの出来るアプリを利用するか、
オートフォーカスで撮影するのが良いでしょう。